大河ドラマ【光る君へ】には、謎めいた人物である直秀(なおひで)が登場します。
この方の正体は一体何者なのでしょうか?その上、この直秀という人物は実在の方なのでしょうか?
それとも、あくまでモデルが存在しただけの架空の人物なのでしょうか?
これらの情報をまとめてお伝えしたいと考えています。
直秀(なおひで)の正体は何者?
まひろと道長の橋渡し役のようなポジションである直秀(なおひで)。
散楽の一座に属していることは判明しましたが、彼の正体は一体何者なのでしょう?
第6話で散楽一座は、盗賊団であり、直秀も盗賊の1人であることが明かされました。
内裏の警護にあたっていた道長が盗賊の1人に矢を射掛けたところ、その矢は見事盗賊の腕に命中。
「矢が腕に刺さったその盗賊が頭巾をとると、その男は直秀だった」というシーンが第6話の終盤のシーンに描かれています。
道長やまひろと普通に話しているため、彼らの友達に近いポジションになっていましたが、そういえば、初登場時、直秀は役人に追われていました。
あの神出鬼没さも、身のこなしの軽さも盗賊だったら納得できますね。
直秀(なおひで)は実在の人物なのか?
直秀(なおひで)は、【光る君へ】のオリジナルキャラクターであり、実在の人物ではありません。
脚本を担当された大石静さんはインタビューで明確に「オリジナルキャラクター」と回答されています。
また、「貴族だけでなく、庶民の視点を描いておきたかった」との意図から、いわば庶民の代表として物語に登場したのかもしれません。
この当時の庶民の方々の名前が現在まで伝わっていることはほぼなく、したがって「直秀(なおひで)」というお名前も、制作スタッフの方々が考えられた名前であると思われます。
直秀(なおひで)のモデルは誰?
直秀(なおひで)はオリジナルキャラクターで、モデルとなった人物もどうやらいないようです。
一応、藤原保輔(ふじわらのやすすけ)という人物がモデルに近いと言われています。
藤原保輔は大河ドラマに描かれている時代を生きた貴族であり、なんと盗賊でもありました。
そして最期は獄中で自ら腹を切って亡くなります。
なお、記録に残っている中で「日本で最初に切腹した人物」は藤原保輔とされています。
直秀の退場の仕方も少し似ているので、もしかしたら藤原保輔を意識してキャラクターが作られたのかもしれません。
まとめ
- 直秀(なおひで)の正体は盗賊
- 直秀は大河ドラマのオリジナルキャラクターで実在の人物ではない
- 直秀のモデルは公言されていないが「藤原保輔(ふじわらのやすすけ)」が一番近い